火星人は"いた"のか?
先日アメリカの探査機「スピリット」が火星にたどりついた。
その探索の目的はいろいろあるが、
「生命の痕跡」を探すのが最も大切だと私は思っている。
地球人は孤独なんだ。
地球は宇宙でただ一つの生命の存在する星、かもしれないから。
だから、人間は火星にあこがれる。
何百年も前から、どうしょうもなく憧れ続けた。
それで、1978年バイキング1号以来いろいろな調査が続けられている。
で、生命の痕跡はあったのか?
あったという説もあるが、それはおいといて火星に生命が居た可能性は
あったのだろうか?
以前生命の誕生について考察してみた。
その考察を元に火星の生命の存在する可能性を検証する。
まず太陽からの距離だが、はっきりいって離れすぎている。
これだけ冷たいと水は氷になってしまう。
次に大気の存在だが、過去にはあったかもしれない。
が、重力が小さすぎて今は殆どない。
地熱も過去には有ったかもしれないが今は凍り付いている。
水は過去には有ったかも知れない。
今では宇宙に拡散しているか、氷になっているだろうが。
ただ、水が有ったとしても潮流が起こせるほど巨大な月もない。
結論から言うと、現在の火星に生命が居る可能性は0だが、
数十億年前には生命が存在したかもしれない。
が、生命誕生があったとしてもその数億年後、火星は死の星になった。
時間的に、多細胞生物が誕生するにいたらない。
火星人も居なかったと見ていい。
ただ、ここからは妄想だが、無理やり火星人が産まれる可能性について考えると、
ものすごい速度で多細胞生物が生まれ、ものすごい速度で陸上に上がり
すごいいきおいで進化し、文明を作る必要がある。
文明が出来た後は宇宙に移住する必要がある。
だって、火星の未来は目に見えているから。
これが火星誕生から17億年以内で起こる必要がある。
火星誕生から17億年後には、火星に液体の水はなくなったといわれている。
はっきり言って短い。
ただ一点問題があって、「何で地球にこなかったのか」
ってことだが、古代地球は火星人にはあまりにきつい環境だったと思う。
それで火星人は太陽系を後にした。
故郷は懐かしくないのだろうか?それだけがわからない。
それとも地球人だけなんだろうか、故郷を懐かしんだり、
孤独がいやだったりするのは。
そりゃまあそれから30億年経ってるから、今更故郷って言ってもなあ。
それより、火星人が絶滅している可能性のほうが高い。
せめて遺跡なり宇宙のどこかに残っていたらいいが。
火星人が居るのなら、いずれ自分たちのルーツをたどって火星に来るかも
しれない。いや、もう来ているか?
…こないところを見ると、絶滅したか、そもそもいなかったかだな。
ホーキングがタイムマシンは存在しないといったのと同じ理由で。